1UP.comのソウルキャリバー4カウントダウンhands-on訳です。
ヴォルド
日本語版紹介ページ
ヴォルドのストーリーはソウルキャリバーシリーズの中で一貫している。彼は「マネーピット」を守る、齢五十の盲目の番人であり、宝を目当てにこの秘倉に忍び込むあらゆる侵入者を排除してきた。
彼の主人であるベルチーは遠い昔に死んでいたが、あの世からか、それともヴォルドの妄想の中からか、ベルチーはヴォルドに語りかけ続けている。どちらにしろ主人に忠実なヴォルドはナイトメアを倒し、ベルチーの望みであるソウルエッジをその玉座に捧げた。そして今、「彼」はヴォルドに「彼」の敵を全て殺すように命じる。
ヴォルドの強み
シリーズ中最も「オーソドックスでない」戦士であるヴォルドは、残忍さと徹底して狂った動きの詰まった見事な技の数々を操る。もし対戦相手がヴォルドの「狂気」に慣れた者でなければ、確実にその動きに驚かされるだろう。狂気を武器とするのだ。
ヴォルドには素晴らしいスタンアタックと、あらゆる状況に対応する技があり、そして彼の特殊構え「ジ・ラック」は以前よりもさらに"速く"なった。彼は水泳のレッスンを受けるべきだ。何故なら、今では望めばランドフィッシュ(※ジ・ラックからのジタバタ技)を有効に使うことができるからだ。
もう一度言うが、ヴォルドの技は全般的に変えられており、もし4からのプレイヤーでないのならば、これまで使うことのあまりなかった技も含めて、今一度その動きを覚えなおす必要があるだろう。おそらくヴォルドは他のキャラよりもさらに多くの新技を獲得しており、これによってほとんど全くの新キャラといっていい状態になっている。
また、「ジ・ラック」と「リグルステップ」は相変わらず使える技だ。
弱点
ヴォルドを攻略するのは非常に難しい。ほとんどの使える技はさらに正確なタイミングで繰り出す必要があり、きちんと出すためには練習も必要だ。新しくなった「ジ・ラック」はパワフルだが、注意深く使わなければあっという間に自らリングアウトすることになるだろう。
多くの技が意表を突くような動きをするものの、そのうちの多くがその実安全なものではなく、サイドステップで回避されてしまう。また多くの技が背向け状態から繰り出されるため、特にダメージの大きい背後投げを食らいやすい。
そしてついに、数少ない彼のリングアウトの手段は弱体化されるか削除されてしまった。
(ここまで)
シュコーの人。
┏(_д_┏)┓な人でもある。ザッパではない。
自ら全身を縛り上げ、時に背を向け時にブリッジしながら迫り来る、ソウルキャリバーキチガイ会会長ヴォルド。その魅力にとりつかれて単位をいくつも捧げてしまった人がキャリバー界にはいるとかいないとか。
前作までは意外と堅実な性能の基本技に支えられたイロモノキャラという感じがしたが、どうも今回はさらにイロモノっぷりに磨きがかかっているらしい。技が完全にリニューアルされているのは、ヴォルド使いにとっては地獄のような状況だろう…
エクソシスト構え「ジ・ラック」と背向けからの攻撃は威力抜群だが、全体的に高いリスクを抱えている点は変わらないよう。惑わされないように。