懐かし?のアーケードゲーム、
Golden Axeのリメイク、Golden Axe:Beast RiderのIGNプレビュー。
「Golden Axe」。懐かしいタイトルだろう?いつの時代も色あせぬ正義が悪を打ち破る物語、あるいはマナポーションを施すノームたちの物語、あるいは神話のような気味の悪いビーストたちを駆る物語、そしてあるいはありえないぐらいパワフルだけども、左に移動することは嫌がる戦士たちの物語。
若かりし頃、皆がそうした物語のことを好きだった。そして皆が、そうした物語が当時のようなアクションゲームとしての輝きに満ちた姿で再び帰ってくるのは大歓迎だろう。
Beast Riderはそんなゲームになれるだろうか?ふむ、どうやらSEGAはこの作品にリスペクトを持っていて、道を外れているわけではないようだった。「Beast Rider」の名にふさわしい、ビーストによるダイナミズムは前作からほとんど劣化していない。
プレイヤーは対応した場所でビーストたちを召喚することができ、ビーストに乗った敵がいればこれを蹴落として代わりに乗り込むことができ、その一方で自分のビーストが奪われることもあるのだ。
ビーストには5種類ある。それぞれに装甲のあるものとないものがあるが、我々が今日チェックできたのは全体のうちの4種類だった。
一番目のビーストは「the Lynth」。巨大な角を持ち、素早く走り、そして不可視になるアビリティも持っている―これは使うのにヘルスを少し消費するが、プレイヤーに敵を出し抜く機会を与えてくれる(当然ながら、このビーストのアビリティは敵があなたに対して使うこともある)。
次は「the Abrax」。こいつは旧作に出てきた2種類のビーストのミックスのようなビーストだ。大い棍棒のような尾を持った小さな龍であるthe Abraxは、その尾を使って敵を払い飛ばし、ドアを打ち破ることができると共に、炎のブレスや弧を描くファイアーボールを飛ばすこともできる。
もう一頭のクールなビーストは、「the Krommath」―どっしり重いパワフルな動物だ。彼は鈍くとも致命的な踏みつけ攻撃や、敵の群れを空中にぶん投げるアビリティを持っている。このビーストが装甲を身につけるとその見た目はさらに恐ろしくなり、その二本の牙は無力な戦士達をいつでも貫くことができる。
そして、おそらく最もクールであるビーストは、「the Mirigore」という猿のような生き物だ。Mirigoreは非常に大きくパワフルで、大勢の敵による包囲網をビンタ一発で断ち切ることができる。
これらのビースト達が二体お互いに向かい合う様は大いに見事な光景だ。この恐ろしく巨大なエンカウントは、どちらか一体が引き裂かれることで終わりを迎える。
ビーストはSEGAが旧作から継承した要素の一つだ。その他には、魔法のシステムが挙げられるだろう。魔法はこれまで通りマナの残量によって制限され、一部のスペルは他のものより多くマナを消費する。
代償こそ免れないものの、魔法を発動した時の光景は目を見張るものだ。あるスペルは隕石を落下させ、最も強力なスペルでは巨大な炎の龍が現れ、その炎の翼をはためかせて近辺にいる不幸な敵全てを焼き払ってしまう。
もう一つ戻ってきた要素といえば、ノームたちだ。その通り、あなたはアイテムのために彼らを追いかけて叩かなければならない。だが、今作Beast Riderでは、ノームにも4つの種類がある―ヘルス、マジック、ルート、そしてカミカゼだ。始めの3つは名前通りのアイテムを落とす。ルートノームは、コスチュームや武器の購入に使えるお金を落としてくれる。一方でカミカゼノームは、近づかれる前に倒さないと爆発してダメージを受けてしまう。
今作には旧作から持ち越された要素がたくさんある。まさにBeast Riderファンのためのリメイクだ。だが不幸にもそれは旧作から新しくもなっていないことを意味しており、そして我々にとって最も大きな失望は、coopプレイにあった。
そう。Beast Riderはシングルプレイヤーゲームなのだ。現代のゲーミングにおいてcoopプレイがどれだけ不可欠なものであるかを考えれば、SEGAの行動は奇妙だが、しかしそれが彼らの答えなのだ。
Beast Riderの主人公はTyris Flare、旧作にも登場した、アマゾネスだ。
バーバリアンのAx-BattlerやドワーフのGilius Thunderheadを使うことはできないものの、彼らはストーリー中に何度か登場するだろう。
非常に才能に恵まれたレディであるTyrisは、今再びDeath Adder(ファンならよく覚えていることだろう)に立ち向かうことになる。彼女は凶暴な近接戦闘を得意とする戦士で、充分な数の攻撃を繋げることができれば、容赦の無いシネマティック・キルを発動することが出来る。彼女はまたガードや回避などのアビリティを持っており、正確なステップも持っている。
これらが小娘が敵を真っ二つにする方法、というわけだ。敵に蹴りをお見舞いしてスパイクに突き刺している時以外の、ね。
彼女の住む世界もまた、凶暴かつ厳しい。荒野にはありえないほど巨大な恐竜の骨がいくつも転がっていて、彼女の背丈と同じぐらいの高さの敵もいれば、8フィートにも及ぶ、角のついたアーマーを着こんで石器時代の頃のような斧を担いだ敵もいる。そうかと思えば、女性の魔法使い達は露出度の高い赤の服に腿までの高さのファック・ミーなブーツを履いている。そしてもちろん、敵を倒すと、彼らは石に変わるのだ。
Beast Warsは3チャプターになる予定で、それぞれにいくつものステージとボスバトルがあり、さらに「バトルモード」では多くの敵の波が押し寄せる6つのアリーナを戦うことができるだろう。
(ここまで)
とことんまでアーケードな仕様のGolden Axe:Beast Rider。
日本で旧作のことを知っている人がどれだけいるのかは疑問だが、アクションゲームファンなら注目する価値はある、かも。さらに詳しい続報に期待したい。
ソース
IGN.com